紅葉 の 基本情報と撮影のコツ
春を代表する被写体が桜なら、秋を代表する被写体が紅葉です。
関東だと、標高2000m級の山で10月の中旬頃、標高1500m付近で10月の下旬、11月の上旬には奥多摩湖などの標高500m付近、渓谷部では11月の中旬、平野部で11月の下旬頃に見頃となります。ざっくりとした目安で、現地の最低気温が5℃を下回ってからの一週間ほどが見頃です。
樹種だとモミジバフウの紅葉はかなり早く、次いでイチョウ、モミジの順に色付き、メタセコイアは遅めとなります。水辺のそばだったり、冷え込みの厳しい場所だと時期が早まります。また、日当たりが悪い場所では遅くなる傾向があります。
紅葉を撮影するときには、カメラの色に対する癖を知っておきましょう。まず、赤は色飽和を起こしやすい色です。色飽和を防ぐためには、カメラの設定で彩度を落とし、気持ち暗めに撮影するのが有効です。撮影モードを風景にしていると、彩度が強調されてしまうので注意が必要です。
また、黄色は実際よりも暗く写ってしまう傾向にあります。黄葉を撮影する場合には、まず試し撮りをして、背面モニターで明るさを確認しながら露出補正をプラスに振るようにしましょう。
花とは違い、紅葉する木は街なかにも多くあふれています。近所の公園でも意外な撮影スポットとなりますので、秋は積極的にカメラを持って出かけてみましょう。