| オススメ度 | ★★★★★ |
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| アクセス | ★★★★★ |
| 穴場度 | ★★★★★ |
鳩ノ巣渓谷は奥多摩町にある、多摩川の上流部にあたる渓谷です。鳩ノ巣から白丸ダムまでの約500mは遊歩道が整備され、紅葉の名所としても知られています。
ハイキングスポットとしても人気で、特に紅葉の時期は多くの人が訪れます。
遊歩道は傾斜がきつく足場の悪い場所も多いので、歩きやすい靴で訪れましょう。また、落ちたら即死するような崖でも手すりがなかったりしますので、危険な場所へは近寄らないようにしてください。
遊歩道は狭く三脚の使用は難しいです。
鳩ノ巣渓谷の紅葉は例年11月の中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。鳩ノ巣渓谷ではモミジ類がとても映えるのですが、モミジ類が色付くのは見頃終盤の11月下旬ごろです。
紅葉は多くの場所から見られますが、その中でも撮影に向いているのは、鳩ノ巣小橋周辺、玉川水神社周辺、雲仙橋上などです。
紅葉の時期は多くの人が訪れるため、観光客を写し込まないように撮影するのが難しくなります。広角レンズを使いたい場合には早朝に訪れ、人が多い時間帯なら望遠レンズを多用するなどの工夫が必要です。
谷が深く、日中でも陽の当たらない場所が多いです。そのため快晴の昼間は明暗差が大きく出過ぎることもあります。陽の当たっている場所と当たっていない場所を同じ画面に入れないようにするか、いっそ薄曇りの日を選んで訪れてもいいでしょう。
使用するレンズは高倍率ズームレンズがオススメです。落ち着いてレンズ交換ができる場所は限られます。
鳩ノ巣渓谷には高さ20mほどの巨大な岩があり、その上には水神社が祀られています。江戸時代、この水神社に鳩が巣を作り、以後霊鳥としてあやかったことから、鳩ノ巣という地名が始まったとも伝えられています。
水神社周辺からの景色も素晴らしいのですが、崖には手すり等が一切なく下は岩場なので落ちたら助かりません。必ず足場を確認してから撮影を開始し、撮影中は足を動かさないようにしましょう。くれぐれもファインダーを覗いたまま一歩前へ踏み出すなんてことのないようにしてください。
この場所から撮影する場合、ぜひ水神社やその周辺も構図に取り入れたいです。崖の上の神社から鳩ノ巣小橋を眺める景色は、この場所でしか撮れないものです。
水神社を含めた構図を作る場合、使用するレンズは広角レンズが必要です。あえて水神社を含めずに遠景を切り取りたい場合には、望遠レンズもあるといいでしょう。
鳩ノ巣渓谷には鳩ノ巣小橋という吊り橋がかかっています。吊り橋の上から撮影してもいいですし、吊り橋を主題に撮影してもいいでしょう。
鳩ノ巣小橋は一度に5人以上乗ることが禁止されています。長時間橋の上で撮影をすると、ほかの観光客の方に迷惑となるので、人が多い時期には、さっと撮ってすぐに渡り切るようにしましょう。
なお、橋の上は他に歩行者がいるとかなり揺れます。地面が揺れている時のブレ対策は、シャッター速度を上げるしかありません。
鳩ノ巣小橋を主題とする場合、紅葉の時期は避けたほうがいいでしょう。紅葉の時期は橋の上から人が途切れることが少ないからです。もし紅葉と鳩ノ巣小橋を絡めた写真を撮りたいのなら、休日を避けたうえで人が途切れるのをじっくり待ちましょう。
使用するレンズは、橋のたもと付近から橋全体を撮影する場合には広角レンズ、橋から離れて撮影したり、橋の一部をクローズアップする場合には望遠レンズがオススメです。一方、橋の上からの撮影だとレンズ交換が難しいので、高倍率ズームレンズがあると便利です。
鳩ノ巣駅の裏手には観光客向けで無料の町営鳩ノ巣駐車場があります。駐車場から渓谷までは徒歩5分ほどです。
公共交通機関を使う場合はJR青梅線、鳩ノ巣駅から徒歩約5分ほどです。
