アジサイ の 基本情報と撮影のコツ
そろそろ梅雨に入ろうかという季節。街を彩ってくれるのがアジサイです。例年6月の上旬から下旬にかけが見頃になります。
多くの園芸品種があり、大きく額アジサイと西洋アジサイに分けられます。装飾花が両性花を額のように取り囲むのが額アジサイ。ほぼ装飾花のみで球状に咲くのが西洋アジサイです。
同じ株であっても開花時期や土壌のphが変われば花色も異なり、その様子は「七変化」とも呼ばれます。同じ場所でも時期が違えば、同じ品種でも場所が変われば、違った花の色を見せてくれます。花色の変化は、額アジサイや山アジサイなどの原種に近い品種で顕著です。
アジサイは湿った半日陰で育てやすいため、名所は山林の中にあることが多いです。晴天の日であれば、木漏れ日の射す場所をアンダー気味に撮影すると、スポットライトのように表現することができます。一方で、晴天の日は影が強く出すぎてしまうというデメリットもあります。そんな時は、日陰の花を選んで撮影してみてください。あるいは最初から薄曇りの日を選んでもいいでしょう。
梅雨を代表する花ですので、雨の日の撮影も似合います。雨だと出かけるのが億劫になりますが、アジサイの撮影であれば、雨の日が待ち遠しくもなります。大切なカメラを壊さないように注意しながら楽しんでください。