| オススメ度 | ★★★★★ |
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| アクセス | ★★★★★ |
| 穴場度 | ★★★★★ |
智光山公園は狭山市にある総合公園です。50ヘクタール以上もの敷地の大部分が雑木林に覆われ、バラ園、花菖蒲園、こども動物園などもあります。
入園料は無料ですが、こども動物園とキャンプ場、バーベキュー場などは有料です。敷地内の通路は未舗装路が多いため、歩きやすい靴で訪れましょう。
週末は家族連れなどで賑わうものの、それ以上に敷地が広いため混雑することはありません。三脚の使用は可能ですが、雑木林の中など通路が狭い場所では控えましょう。
智光山公園のバラ園には80種、700株のバラが植えられています。春バラは例年5月の中旬から下旬にかけて、秋バラは10月中旬から下旬にかけて見頃となり、開花期にはバラフェスタも開催されます。
バラ園は、つるバラのアーチを中心として、その周囲を木バラが取り囲むように美しく整備されています。高さのあるアーチは立体感を出しやすいので、アーチと木バラをバランスよく配置して撮影したいです。
木バラの根本はシートで覆われています。それが写り込んでしまうと残念な印象になるので、シートを避けるようなアングルを探してみましょう。
使用するレンズは標準から望遠レンズがオススメです。マクロ機能もあると、さらに使いやすいです。
智光山公園の花菖蒲は例年6月の上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。花菖蒲園には約2600株、九頭竜池のほとりの花菖蒲田にも約1200株が植えられており、開花期には「花菖蒲まつり」も行われます。
品種の違いか日当たりの違いか、花菖蒲園と花菖蒲田では開花時期が若干異なります。まず花菖蒲田から咲き始め、その後花菖蒲園へと開花が進んでいきます。花菖蒲園が見頃前だったら花菖蒲田まで足を伸ばしてみてください。
花菖蒲園は細長く区切られています。圧縮効果を狙いやすいので、使用するレンズは望遠レンズがオススメです。一方で花菖蒲田は花菖蒲園ほど広くはなく、一箇所にまとまって植えられています。そのため標準から中望遠レンズが使いやすくなります。
なお、花菖蒲園も花菖蒲田でも、背景は林になります。花菖蒲園には、花菖蒲を横切る形でいくつか木道もあるので、花菖蒲園のほうが構図に変化をつけやすいです。
智光山公園は敷地の多くが雑木林なので、秋になると美しい紅葉が見られます。樹種が多く紅葉の進み方にも差が出るため、11月の上旬から12月の上旬までと長く楽しませてくれます。
さまざまな場所で撮影はできますが、その中でもひょうたん池や花菖蒲田の周辺は、絡めやすい背景が多く撮影しやすいです。この場所では例年11月の中旬頃からイチョウの黄葉が進み、12月の上旬にかけてメタセコイアの紅葉へと移り変わっていきます。
広角から望遠まで様々な撮影方法のある場所です。広い敷地内で散策しながら撮影するのが楽しい場所なので、高倍率ズームなどフットワークの軽くなるレンズを持って訪れたいです。
智光山公園には埼玉県トラック協会寄贈によるロウバイ園があり、例年1月中旬から2月上旬に見頃となります。位置は九頭竜池の南側あたりです。
周囲はやや寂しい感じなので、クローズアップ撮影に向いています。通路で区切られていますが花に寄ることはできます。
木によって花の数がかなり異なります。花つきのいい木を選んで撮影しましょう。使用するレンズは望遠またはマクロレンズがオススメです。
智光山公園の東側（ひょうたん池付近）駐車場の前には、小規模ですが蕎麦畑があり、例年9月の下旬から10月の上旬にかけて花が咲きます。智光山公園の敷地内でなく、敷地の外で一般の農家の方が育てている畑ですので、撮影の際はご迷惑とならないように注意しましょう。
周囲には工場や高圧線があり、背景の選び方が難しいです。望遠レンズで画角を調整するか、智光山公園の森を背景にするなどの工夫が必要です。森を背景にする場合、午後は逆光となり、森が暗く写ります。白い蕎麦の花を、黒い背景で撮影したい場合には、午後に訪れたほうが撮りやすいです。
使用するレンズは望遠レンズがオススメです。蕎麦の花は小さく密集しているため、クローズアップ撮影や、圧縮効果を狙いつつボケを活かした撮影をする場面が多くなります。
広く写したい場合でも、せいぜいフルサイズ換算で35mm程度のレンズがあれば充分です。その場合には、夕焼け時など空の綺麗な時間帯を意識して撮影したいです。
智光山公園には専用の無料駐車場があります。
公共交通機関を使う場合は西武新宿線、狭山市駅からバスに乗り「智光山公園」バス停下車です。
