風張林道

風張林道の基本情報

風張林道は檜原村にある林道です。頂上付近は標高1000メートルを超える尾根道となっており、東京の西の端から都心までを一望できます。

訪れる人はほとんどいない穴場スポットです。三脚の利用も可能ですが、車が来たら速やかにたたむようにしましょう。

林道はかなり狭く、車のすれ違いがほぼできません。崖にガードレールもないので、車で訪れると危険です。

風張林道は北秋川の渓谷に沿って視界が開けており、空気が済んでいれば都心まで見渡せます。また、正面には浅間嶺の尾根が広がります。

林道の麓付近は木が多く視界が遮られていますが、登り始めてすぐ視界の開ける場所があります。この先には、より高い位置から同じ景色を見渡せる場所があるので、ここではあまり時間をかけずに、数枚撮影したら先を目指しましょう。

その後、しばらくは林の中を進みます。山頂近くの尾根道まで来ると、林業の伐採により視界が再び開けるので、そこが撮影ポイントになります。

撮影位置は道路上の100メートルほどになります。車の往来はほぼありませんが、もし車が来たら交通を妨げないようにしましょう。車だけでなく林業作業者にも注意してください。

斜面は南東を向いているので午前中は逆光です。午後の日が傾く時間帯だと山の陰影が出て撮影しやすいですが、西の山の標高が高いため、陰る時間は早いです。また、日没後の林道は非常に危険なため、必ず日が落ちる前に下山してください。

視界の広い場所ですが、左右方向は景色の変化が少ないため超広角だと使いにくいです。フルサイズ換算24ミリ前後の広角レンズが使いやすいです。

風張林道に駐車場はありません。そもそも車で訪れる場所ではありません。

二輪車であれば駐車スペースはあります。道路には石や木の枝が多く落ちているので注意して通行してください。

自転車や徒歩であれば奥多摩周遊道路と接続しています。ただしゲートがあるためバイクでの通り抜けはできません。

公共交通機関を使う場合は、JR五日市線武蔵五日市駅からバスに乗り、「都民の森」バス停下車、徒歩約1時間です。バス停からは奥多摩周遊道路を歩きますが、周遊道路は歩道がなく危険です。充分に注意してください。