| オススメ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| アクセス | ★★★★★ |
| 穴場度 | ★★★★★ |
天覧山は飯能市にある山です。標高は200mに満たないため、山というよりは丘に近いです。明治16年に山の麓で行われた近衛兵の演習を、明治天皇が山頂から統監したことから天覧山と呼ばれるようになりました。
麓から山頂までは往復しても1時間とかららず、中腹くらいまでは舗装もされているので気軽に登れる山です。ただし、一部斜度のきつい部分もあるため歩きやすい靴で訪れるようにしましょう。
週末になると幼稚園児から高齢者まで集まる人気のハイキングスポットですが、あまり混雑するようなことはありません。
山頂の展望台では三脚の使用も可能ですが、決して広くはないので、人が多い場合は控えましょう。なお登山道は狭く、三脚は使えません。
天覧山の山頂には展望台が設けられており、飯能市街や加治丘陵の山並みを望むことができます。空気が澄んでいれば、都心のビル群や富士山まで見通せます。
見渡しのいい場所ではあるのですが、主だった景色は市街地で、あまり写真映えしません。そのため夕焼け時など、空が綺麗な時間帯を意識して撮影したいです。
日没後遅くまで展望台で撮影していると、帰りは夜の山道を下山することになります。展望台は空が開けていて明るいのですが、展望台を下りると森となるため急に暗くなります。夕方に撮影する場合は、日没後は早めに撤収し、念のため懐中電灯も持参しましょう。
使用するレンズは、空を含めた景色を撮るなら広角を、山並みや遠景ののクローズアップを撮りたいなら望遠レンズが必要です。軽登山をすることを考えると、高倍率ズームレンズがあると便利です。
天覧山の登山道は、山頂付近で南と北に分かれます。そのうち南側は岩場となっており、その岩場自体も被写体となります。
岩場は狭く足場も悪いので、三脚を使わないことはもちろん、他に登山客がいる場合には撮影自体を控えましょう。なお足場の都合で取れる構図は限られます。あまり長時間場所を専有するわけにもいかないので、あらかじめ岩場の手前で構図を決めたら、さっと撮って、場所を譲るようにしましょう。
岩場をフレームに入れつつ遠景も撮影するとなると、使用するレンズは広角や超広角レンズになります。
空気が済んでいれば天覧山からは富士山を見ることもできます。しかし、同じ方角に工場が重なるため、富士山の撮影スポットとしては微妙です。
もし天覧山から富士山を撮影するのなら、フルサイズ換算で200mm前後の望遠レンズが必要です。なお天覧山からはダイヤモンド富士もパール富士も見られません。
天覧山に専用の駐車場はありませんが、登山口の正面にある飯能中央公園の無料駐車場を使わせて頂くのが一般的です。
公共交通機関を使う場合は、西武池袋線飯能駅から登山口まで徒歩約20分ほど、JR八高線東飯能駅からだと徒歩約30分ほどです。
登山口から山頂までは、個人差はありますが、およそ15分から30分程度です。
