稲荷山公園展望台

稲荷山公園展望台のある斜面では、約1000株ものヤマユリが自生し、例年7月上旬から中旬に見頃となります。

ヤマユリは白い花なので、晴天時は白飛びしやすいです。輝度差が気になるなら、曇天の日を選ぶか、日陰の花を探しましょう。

また、ヤマユリは一株に多くの花をつけますが、株全体で撮ろうとすると、花の輪郭が不明瞭になります。これは晴天時により顕著なので、晴天時は株全体を撮影するより、花一輪をクローズアップするほうが撮影しやすいです。

ヤマユリの咲く斜面は通路が限られるため、構図づくりはズームに頼ることになります。使用するレンズは花との距離に応じて標準から望遠レンズが使いやすいです。落ち着いてレンズ交換できる場所は少ないので、高倍率ズームレンズがあると便利です。

• Pentax K-3
• HD PENTAX-D FA 70-210mmF4ED SDM WR
• 155mm, F4.0, 1/250s, ISO100
• 2023/07/10

稲荷山公園展望台からは入間川方面の夜景を望めます。デッキやベンチが整備されているので夜景鑑賞に向いた雰囲気のいい場所です。

展望台の正面には大きな病院があり、視界の大半を締めてしまいます。展望台から左手、西に向かって歩くと何か所か撮影スポットがあります。

展望台はあまり高さがなく、奥行きや広がりを感じにくいです。また、光の密度も高くありません。そのため、撮影する時間帯にこだわりたいです。マジックアワーのまだ空に明かりが残る時間帯であれば、空の美しさと夜景が互いに引き立てあってくれます。また、空に明かりがあれば、西にある奥武蔵の稜線も美しく浮かび上がります。

使用するレンズは標準レンズが使いやすいです。視界が広くないため広角端はフルサイズ換算で24mmもあれば大丈夫です。目立つランドマークがないため、望遠レンズの出番は少ないです。

• Pentax K-3
• smc PENTAX-DA 18-135mm f/3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR
• 24mm, F11, 30s, ISO200
• 2019/01/18

稲荷山公園展望台には数本ですが桜が植えられており、例年3月の下旬から4月の上旬にかけて、都心の桜と同じ時期に見頃をむかえます。

隣にある狭山稲荷山公園が花見の名所であるため、多くの人はそちらに向かいます。そのため、こちらは静かで落ち着いた雰囲気で、混雑することもありません。また斜面に沿って植えられているため、花見をしている人が写り込む場面は少ないです。

稲荷山公園展望台は夜景スポットであるだけに、遠方の見晴らしのいい場所です。ぜひその特徴を活かし、奥武蔵の山並みなどの遠景を取り入れた構図を作りたいです。

使用するレンズは標準から望遠レンズが使いやすいです。

• Pentax K-3
• smc PENTAX-DA 18-135mm f/3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR
• 53mm, F13, 1/250s, ISO100
• 2019/04/04

稲荷山公園展望台に駐車場はありません。

公共交通機関を使う場合は西武池袋線、稲荷山公園駅から徒歩約15分ほどです。西武新宿線、狭山市駅からだと30分弱ほどかかります。